京都一周トレイル「松尾山ハイキング」

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松尾山ハイキング モデルコース

阪急上桂駅 → 阪急嵐山駅 (1時間35分 4.8km)

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西芳寺(苔寺)

阪急嵐山線の上桂駅から京都市西京区にある松尾山を散策してきました。松尾山は京都一周トレイルの西山ルートに入っている人気のコースです。

阪急上桂駅を出て登山口へ向かうと苔寺がありました。正式名称は西芳寺、約120種類の苔が庭園を覆い、緑のじゅうたんのような美しさから苔寺と呼ばれるそうです。

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山の神さん

苔寺を過ぎてしばらく歩くと、「山の神さん」が祭ってあります。明治39年まではこの辺りに山の神神社があったらしく、村人たちが山に入る前にお参りをしたそうです。この日もお気に入りの「山の神さん」にお参りして散策開始です。

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松尾山ハイキングルート

今日のハイキングルートです。阪急上桂駅から西芳寺、松尾山、阪急嵐山駅を散策します。

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松尾山登山口

登山口の階段付近にある、京都一周トレイル西山コースの標識です。

コースの入り口付近は竹林です。この辺りは日本最古の物語といわれる竹取物語の舞台とされています。

少し登ると樹林帯に変わり、里山の景色が現れます。

林内は良く整備されていて、木の根の階段が歩きやすいコースになっています。

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松尾山ハイキング尾根筋ルート

尾根道に出るとフラットで明るい歩道が現れます。

林内の植生は、アカマツなどの針葉樹、カエデやコナラなどの広葉樹、アセビやアラカシなどの照葉樹とバランスの取れた混交林になっています。

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松尾山ハイキング休憩ポイント1

尾根道に出てしばらくすると、手作りの休憩用ベンチが置かれています。

歩道の脇にあるアカマツの幹にはヒトクチタケが生えていました。

ヒトクチタケは枯れた松の木にしか発生しない為、このキノコが発生している松の木は立ち枯れしていることがわかります。

ヒトクチタケの下側には、熟すとその名の由来となる穴があきます。この穴から胞子と共に匂を出し、その匂いに誘われたカブトゴミムシダマシなどの甲虫がヒトクチタケの口の中に卵を産みます。成虫になった甲虫は風と共にヒトクチタケの胞子を運ぶお手伝いをしています。

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松尾山ハイキング休憩ポイント2

しばらく歩くと、京都市内が一望できる展望スポットがあります。歩道の脇にベンチがありますので、のんびりと休憩しながら景色を楽しむことができます。写真の真ん中に写っているのは京都タワーです。

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松尾山の植物

歩道沿いにはツツジの花が咲いていました。

木の枝からはシャクトリムシがぶら下がっていました。そろそろ山は虫の季節です。

アセビの枝先からは、瑞々しい新葉が伸びています。

ふと見上げると、綺麗な新緑の光が目に入ってきました。

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松尾山尾根筋から阪急嵐山への分岐点

木漏れ日の中のハイキングコースの景色です。

この坂を下ると松尾山山頂と嵐山方面の分岐点、今日のハイキングは終了です。

京都一周トレイルの標識です。

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阪急嵐山駅へ

嵐山へ出て駅へ向かう途中、保津川下りの船がトラックで運ばれるところを見かけました。その昔川を下った船は、綱道と呼ばれる川岸に設けられた道を使って、亀岡までの約16kmの道のりを小指位の細い麻のロープで曳き上げたそうです。

渡月橋の上から見た桂川の景色です。この日の京都市内は28℃を越える気温で、沢山のこどもたちが水遊びを楽しんでいました。

里山の環境学

「里山」なつかしい響きをもつこのことばにみなさんはどんな風景をイメージされるでしょうか?

松尾山には今も地元の人々に大切に活用され、程よく手入れされた里山の景色が広がっています。

ふるさとの風景ともいえる「雑木林」や「小川」、「溜池」や「農地」など、我々を取り巻く里地・里山は、時代とともに次第にその姿を消しつつあります。

どうすれば里山を残せるのかについて、学者も市民も行政もいっしょになって考えました。

そうしてできたこの本には、様々な気づきのヒントがちりばめられています。