平成22年から始まった、サントリーホールディングス株式会社の企業の森づくり活動。
サントリー高砂工場の水源かん養エリアにあたる西脇市の人工林と里山林、約1,056haをサントリー 「天然水の森 ひょうご西脇門柳山」として、30年の協定期間で長期的な活動をしています。
平成26年からは、兵庫県西脇市の日時計の丘公園で、全社員を対象とした人事研修制度として天然水の森で森林整備体験を行っています。
準備体操
活動前の準備体操は、北はりま森林組合オリジナル、スギ・ヒノキなどの植栽木をイメージした「もくもく体操」です。
里山の講義
作業の前に里山管理の必要性について学習をします。
里山整備のビフォーアフターを、森のiPad(紙芝居)を使って分りやすく説明しています。
森林整備活動
班ごとに分かれて、作業内容と注意事項の説明を受けています。
作業前の森のようすです。樹木の密度が高く、林床に日が当たっていなことがわかります。
大きく茂った木を徐伐すると、林床に陽があたり森の中が明るくなっていきます。
除伐した木の枝払いをしているところです。
作業が進むにつれ、森の中が明るくなってきました。
天然水の森の視察・日時計の丘公園
フィールドで見かけたササユリです。この日は3輪のササユリが咲いているところを確認できました。
こちらはコナラの実生です。
フィールドを囲んだシカ侵入防止柵の効果で、一面にコナラが発芽しています。
野イチゴがきれいな実をつけています。
山椒の実生も発見。このあたりの山椒は、みずみずしく爽やかな香りがします。
天然水の森の視察・門柳地域の状況
平成23年の門柳地域の状況です。植樹された樹木が、鹿害によって食べつくされたエリア全体を植生保護柵で囲み、経過を見守ります。
平成23年の視察のようすです。
平成23年の写真です。下の写真と比較すると、植生保護柵の効果が実感できます。
平成28年の保護エリアのようすです。人の手による植樹ではなく、風や鳥が運んできた種が発芽し、芽が出る実生によって再生された広葉樹の森になっています。
平成23年の道路を隔てた隣のエリアの斜面のようすです。
平成28年の斜面のようすです。あたり一面がススキの群生地になっています。