木材の健康効果

木が心地よいのには、理由があります

木のぬくもりを感じると、ホッとして、とても気持ち良いですよね。 その“ホッ”は、木材の持つ優れた効果によりもたらされていることが、わかってきましたので、ご紹介します。

1 気持ちと体への効果

23校の中学生約4,800名のアンケート調査によると「気持ちが落ち着かない」「やる気が出ない」等のストレス反応について、 木質率(教室などに木が使われている割合)が高い学校ほど訴え率が低いという結果に。木が多く使われていると、 気持ちと体の面で快適に過ごせる子どもが多いのですね。

出典:NPO法人活木活木森ネットワーク発行「木づかいブック」

2 調湿効果

木には湿度が高くなると水分を吸収し、逆に低くなると水分を放出して、湿度を一定に保つ働きがあります。 このため、室内に木をたくさん使うと快適に感じるのです。床の結露防止にもなるので、滑りにくく安全にも効果的です。 米ぬかやエゴマなどの自然素材の塗料を使うことにより、この調湿効果は高まります。

出典:NPO法人活木活木森ネットワーク発行「木づかいブック」

3 断熱効果

木材は、無数の細胞からなり、そのひとつひとつに熱を伝えにくい空気が満たされているため、 コンクリートなどと比べて高い断熱性があります。たとえば床に木を使うことで、足元の冷えを防いでくれるのです。 また暖房をつけた時に、鉄筋コンクート造りの建物に比べて木造の建築では、室内、壁、床が同一の温度になり快適さが保たれます。

出典:NPO法人活木活木森ネットワーク発行「木づかいブック」